ホーム>建築装飾探訪>宝登山神社
宝登山神社
○データ
・場所:埼玉県長瀞町 宝登山神社拝殿・本殿
・年代:拝殿は明治7(1874)年、本殿は明治2(1869)年
・彩色は平成21(2009)年復元
○装飾配当表
| 正面 | 破風部分 | 鶴 | 龍(破風) | 龍 | 龍(木鼻左) |
|---|---|---|---|---|---|
| 龍(木鼻右) | 鳳凰(左) | 鳳凰(右) | 青龍 | 白虎 | |
| 朱雀 | 玄武 | 鳳凰(組物) | 扁額周辺 | ||
| 左 | 全体 | 趙雲 | 孟宗 | 楊香 | 子路 |
| ゼン子 | 黄石公・張良 | 飛龍 | 後面 | 登龍門 | |
| 右 | 唐夫人 | 舜 | 王祥 | 郭巨 | 関羽 |
| 西王母・東方朔 | 飛龍 |
宝登山神社は西暦110年、景行天皇の時代に創建されたといわれます。現社殿は明治初頭に
造替。権現造の社殿です。
近年まで彫刻は彩色が剥落したままとなっていましたが、鎮座1900年記念として復元。
鮮やかな姿が甦りました。
装飾彫刻は拝殿を中心に施されており、正面には5体の龍、奥には四神や孔雀・鳳凰がいます。
側面には中国二十四孝を題材にした彫刻。本殿は拝殿に比べると彫刻は少ないですが、背面には登龍門
の故事や張良・黄石公、東方朔・西王母の脇障子など見どころが多くあります。
装飾彫刻としては新しいものに入りますが、その完成度は否めず、また、どこもかしこも彫刻で
埋める型ではなく、限られた部分だけ彫刻で埋める型の社殿であるところは見る価値が
あります。しかし、彫刻の姿は関東の姿そのもの。とくに木鼻の龍は目立ちます。