雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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高山祭(春) 鳳凰台(ほうおうたい)

鳳凰台

○データ
・名称:鳳凰台
(屋根や柱に鳳凰の装飾があるからか)
・寛政11(1799)年までには成立
・文政5(1822)年鳳凰台に改称
・天保3(1832)年焼失後、天保8(1837)年ごろ再建
・明治8(1875)年修理
・昭和37〜39(1962〜64)年大修理

○写真
上段  鳳凰(柱)  麒麟(下段)

○メモ
鳳凰台はもともと大黒天を乗せていたそうです。文化4年には 「迦陵頻(かりょうびん)」と改名、その後文政5(1822)年 の改称を経て今に至ります。

この屋台の特徴は、屋根に鉾(龍頭剣)が掲げられているところです。 あたかも祇園祭の薙刀鉾のミニチュア版を見るようですが、他の屋台では 見当たりません(恵比寿台・神楽台には鉾があるが、屋根の上にはない)。 他の装飾を見ていきますと、破風と上段欄間部分には彩色された牡丹、 屋根と中段柱には鳳凰がいます。また、中段の三色幕はオランダ渡来といわれます。
下段には七宝格子の地に麒麟が取り囲むように彫刻されています。「鳳凰台」と 名はついていますが、この麒麟の彫刻はやけに目立ちます。
また、屋根に鳳凰を掲げる屋台は他にもあり、少々目立たない感さえありますが、 柱に鳳凰のある姿は他の屋台にはなく、これが「鳳凰台」と言わしめているので はないかと思います。

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