雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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那谷寺

那谷寺本殿

○データ
・場所:石川県小松市 那谷寺
・建立年:寛永19(1642)年 前田利常の寄進
・装飾彫刻の見られる場所:本殿護摩堂三重塔
・重要文化財

那谷寺は養老元(717)年、白山を開いた泰澄によって開創されたと伝えられます。
現在の「那谷寺」という名は、花山法皇(968〜1008)が行幸した時、 西国三十三所の一番「那智山」、三十三番の「谷汲山」の二文字から付けたといわれます。 南北朝時代から戦国時代にかけて戦乱に巻き込まれ、荒廃。再興したのは加賀藩三代藩主 前田利常(1594〜1658)によるもので、後水尾院(1596〜1680)の命 を受け、加賀藩御大工山上善右衛門が指揮を取りました。
装飾彫刻をみますと、もともと彩色がされていたと思われますが、長年の風化により 木地が露出、傷みも出てきています。しかし、本殿の欄間、三重塔の扉、護摩堂壁の獅子などは みるべきものであり、加賀藩建築の姿の一端を知ることができる好例であると思います。

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