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イザナギ・イザナミ

イザナギ・イザナミ

○撮影場所:富山県射水市 新湊曳山長徳寺山(背面衣桁)
○制作年代:明治11(1878)年
イザナギ・イザナミが天の浮橋から矛で海を混ぜる場面。 左(矛を持つ人物)がイザナギ、右がイザナミであろう。

■概要
『古事記』『日本書紀』に登場する日本創世の夫婦神。
管見の限り、装飾彫刻で用いられているのはこの一例のみである。

■特徴
・男性と女性
・但し、ぱっと見るとどちらがどちらかわからない
・関連:日本神話

■物語
イザナギ・イザナミが高天原(たかまがはら)から下(海)を見渡し、 矛で海を混ぜるとオノコロ島という島ができた。二神はここに降り立ち日本列島と 神々を次々に産む。
神々を産んだ後、イザナミは亡くなり、黄泉の国へ旅立つ。イザナギはイザナミを 連れ戻そうとするも、イザナミは黄泉の国の住人になっており、連れ戻すことが叶わなかった。
黄泉の国から帰ったイザナギが穢れを祓い、そのときに アマテラス・ツクヨミ・スサノオの三神が生まれ、そしてイザナギは 身を潜める。

出典

『古事記』上巻(倉野憲司 校注『古事記』岩波文庫 1963年)
ここに天つ神諸の命もちて、伊邪那岐命、伊邪那美命、二柱の神に、「この漂へる国を修め理り固め成せ。」 と詔りて、天の沼矛を賜ひて、言依さしたまひき。故、二柱の神、天の浮橋に立たして、 その沼矛を指し下ろして画きたまへば、塩こをろこをろに画き鳴して引き上げたまふ時、 その矛の末より垂り落つる塩、累なり積もりて島と成りき。これ淤能碁呂島なり。

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