雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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迦陵頻伽(かりょうびんが)

迦陵頻伽

○撮影場所:京都市上京区 北野天満宮拝殿(手挟)
○制作年代:慶長12(1607)年
北野天満宮が神仏習合だったことの名残か?見づらいが2体確認できる。

■概要
「阿弥陀経」などにその名が見られ、上半身は天女(もしくは菩薩)、下半身は鳥(鳳凰)という、 仏国土に住むとされる伝説の生き物。

■特徴
・寺院限定(神社にはまずいないが例外あり)
・上半身は天女(もしくは菩薩)のよう、下半身は鳥(あえて言えば鳳凰か)
・類似:天女(下半身の違いでわかる)  共命鳥(ぐみょうちょう)

■来歴
「阿弥陀経」などにその名が見られ、主に仏堂・仏具の装飾に用いられてきた。 美しい声で話すと言われる。ところが、どのような姿であるか具体的な記述はない。

■意味
仏国土の荘厳として使われるので、意味と言うより、まさに飾りとしての使用では なかろうか。

出典・参考

・勝木言一郎『人面をもつ鳥―迦陵頻伽の世界』(日本の美術481 至文堂)
・『日本・中国の文様事典』

○迦陵頻伽の姿
場所 形状・部位 年代 備考
大津市園城寺金堂 手挟 1599年
狭山市狭山不動 彫刻 1632年 台徳院霊廟
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