雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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羊(ひつじ)

羊

○撮影場所:富山県射水市 新湊曳山祭紺屋町山(飾金具)
○制作年代:19世紀
図像によっては羊と山羊が混同されていることがあるので注意が必要。
・羊の姿:羊百態
※参考図版:漢の武帝
※参考:「鳥獣戯画」の動物(山羊)

■概要
哺乳綱偶蹄目ウシ科ヒツジ属に含まれる動物の総称。
諸外国では家畜として重宝されているが、日本では家畜としての歴史は浅い。
装飾では山羊との混同があり、あご髭のある羊を見かけることもある。
十二支八番目で南南西の方位時間は午後二時前後、旧暦六月を司る。

■特徴
◎いわゆる毛むくじゃらのヒツジをイメージするとわからない。
・雄は二本の角がある
・長い体毛
・十二支としてのヒツジが多いので、それで見定める。

■来歴・意味
中国では山羊が匈奴(きょうど)の象徴となっているが、日本では不思議なほど 装飾などで見かけない。十二支の内の一体というパターンで見るのがほとんど。

出典・参考

・『論衡』「物勢第十四」(『新釈漢文大系』68)
丑・未もまた土なり、丑の禽は牛、未の禽は羊なり。

・『本朝食鑑』「獣畜部」(『ワイド版東洋文庫 本朝食鑑』5)
近世中華より来たが、まだ繁殖していない。その状は、頭・身相等しく、 毛は短い。ただひとつがいだけが公家で牧われ、これが数十頭になっている。

・高藤晴俊『図説社寺建築の装飾』

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