雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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桃(もも)

桃

○撮影場所:京都市上京区 北野天満宮拝殿 (蟇股)
○制作年代:慶長12(1607)年
花と実と葉のセット。これは桃が主題になっているが、猿や西王母との組み合わせも。

■概要
バラ科モモ属の落葉小高木。中国原産であるが、日本にも古くからあった。
食用であるが、祭祀用に使われていたことも推測される。
装飾彫刻では猿との組み合わせのほか、西王母の持物として表現されることもある。

■特徴
・実は桃色、中心に一筋ある
・組み合わせ:西王母

■意味
魔除け、若返りなど

出典・参考

・『古事記』上巻(倉野憲司 校注『古事記』岩波文庫 1963年)
(イザナギノミコトが黄泉比良坂を逃げる時に)その坂本にある桃子三箇を取りて、待ち 撃てば、悉に逃げ返りき。ここに伊邪那岐命、その桃子に告りたまひしく、「汝、吾を 助けしが如く、葦原中国にあらゆる現しき青人草の、苦しき瀬に落ちて患ひ惚む時、助く べし。」と告りて、名を賜ひて意富加牟豆美(おほかむづみ)命と号ひき。
・高藤晴俊『図説社寺建築の彫刻』
・『日本・中国の文様事典』

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