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豊国神社唐門

○データ
・場所:京都府京都市東山区 豊国神社唐門
・年代:16世紀末(桃山時代) 伏見城の遺構という
伏見城廃城後二条城、そして南禅寺金地院へ移築という、明治13(1880)年現在地
・装飾箇所:蟇股 唐破風 扉 欄間
・国宝
装飾配当表
正面(唐破風部分) | 左右(扉部分) | ||
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全体 | 鶴 | 全体 | 鯉 |
豊国神社は豊臣秀吉(1537〜1598)が死後豊国大明神として祀られた神社ですが、
元和元(1615)年の豊臣家滅亡後に廃されました。
今ある神社は明治13(1880)年に社殿が完成したもので、当時のものではありません。
さて、この唐門は伏見城の遺構といわれ、伏見城→二条城→南禅寺金地院へと移ったと言われています。
ただ、伏見城で使っていたという確証はとれないのが実状です。
これらを見る限りでは豪快感が出ており、また彫刻の巨大さや部品(蟇股など)の規模などを見ますと
いわゆる「桃山文化」のモノといえることが出来るかと思います。