雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

ホーム>建築装飾探訪>大猷院霊廟

大猷院霊廟

大猷院

○データ
・場所:栃木県日光市 輪王寺山内大猷院霊廟
・年代:承応2(1653)年
・国宝、国指定重要文化財、世界遺産

大猷院霊廟は徳川家光(1604〜1651)の霊廟で、日光二社一寺の一つ、輪王寺によって管轄されています。 家光は死後も祖父である徳川家康のもとに、そして家康の霊廟である日光東照宮を凌いではならぬという遺言を もとに建立されたのが大猷院霊廟です。「大猷院」とは家光の院号です。

現在見る建物は承応2(1653)年建立のもので、徳川家霊廟の中では唯一完全に残っているもの(日光東照宮除く) です。仁王門、二天門、夜叉門、唐門を経て仏殿形式の建物がありますが、拝殿・相の間・本殿からなる権現造と 言っても過言ではありません。
本殿は別名「金閣殿」といい、金と漆を多用した姿で寛永造替後の日光東照宮の白とは対照的な姿です。 また、彫刻も日光東照宮に比べると洗練されており、「東照宮を凌いではならぬ」を反映した結果、その美しさは 東照宮を凌いでいます。
また、それぞれの門や透塀にも彫刻が施されており、日光東照宮と共に装飾彫刻の完成形がここにはあります。

Copy Right©YUHO-KAKU All Rights Reserved.