雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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三十三間堂(蓮華王院本堂)

三十三間堂

○データ
・場所:京都市東山区 三十三間堂(蓮華王院本堂)
・年代:現建物は文永3(1266)年
但し、何度か修理が入っており、慶安年間(1649〜51)に向拝などが つけられたらしい。
・装飾箇所:蟇股
・国宝

装飾配当表

蟇股
獅子 獅子 獅子 麒麟 麒麟

三十三間堂は正式名称を蓮華王院本堂、後白河上皇(1127〜1192)発願による寺院です。
現在の建物は建長元(1249)年焼亡後、文永3(1266)年 に再建された2代目。数度の修理を経て今に到ります。何といっても1001体の千手観音、二十八部衆 と風神・雷神は鎌倉時代を代表する仏像彫刻です。

さて、ここで紹介するのは当然装飾彫刻。本堂正面に向拝があり、蟇股の部分に彫刻があります。
当然のことながら、鎌倉期をさかのぼることはできません。向拝がつけられたのは江戸時代、 慶安年間(1649〜51)の修理とされていますから、この時のものでしょう。
彫刻は犀・獅子・麒麟の3種類。いずれも蟇股から飛び出し、またリアル感がにじみ出ています。 あくまでも感覚ですが、本願寺唐門の彫刻に似た雰囲気があり、彩色は残っていないものの、良い姿 で残っています。
通常、本堂の中の仏像を見る方が主となりますが、向拝の彫刻は誰でも見ることができるので、 御覧になってみてはいかがでしょうか。

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