雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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大阪城天守

大阪城

○データ
・場所:大阪府大阪市 大阪城天守閣
・建立年:1931(昭和6)年 鉄筋コンクリート
・装飾箇所:金具部分 瓦 五層目の壁
・国の登録文化財

大阪城天守(3代目)は昭和6(1931)年に建てられた鉄筋コンクリートの建物です。
このような姿は歴史上にはなく、最上部が豊臣秀吉時代の天守、以下が徳川時代の天守 と、初代と2代目の天守の姿をごちゃ混ぜにしたのがこの3代目です。

虎

天守最上部ですが、写真右下に金箔が押された虎がいます。また、展望部分には鶴がいます。 黒に金ですから、とにかく目立ちます。白に金と比べていただけると 良いかと思います。瓦の軒部分にも金が使われています。
そして壁の黒は、秀吉時代には漆でした(今は何かわかりません)。

権力を見せるには言葉で伝えるよりも、視覚効果、そして高価なものを用いてここまで できると見せたほうが手っ取り早かったのです。
秀吉が派手好きだったからではありません。人が驚く建物を建て、その最上階から眺める (天守に秀吉が住んでいたわけではありません)。それが権力を見せるということだったのです。
飾るということが、権力誇示に使われた例のひとつです。

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