雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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王子稲荷神社

王子稲荷神社

○データ
・場所:東京都北区 王子稲荷神社
・年代:文政5(1822)年 徳川家斉の寄進
・本殿は戦災に遭っているので昭和35(1960)年の造営
・昭和62(1987)年 彩色修繕

王子稲荷神社は平安時代中期よりあり、戦国時代には小田原北条氏、江戸時代には徳川将軍家の 尊崇を受けていました。関東の稲荷神社の総元締めとして、また狐の行列や凧市で有名な神社です。

今の社殿は文政5(1822)年、徳川家斉による造営です。権現造となっていますが、残念ながら 本殿は戦災に遭い焼失。拝殿・幣殿が文政5年、本殿は昭和35(1960)年のものです。
装飾は蟇股の十二支が周囲にあり、正面向拝には木鼻の獅子・虎、手挟の牡丹、鳳凰など。 時代が下るにつれて素木が多くなる傾向がある中で、極彩色を用いる点は珍しく、また本殿が焼失した とはいえ江戸時代後期の建築が都心にあるという点で貴重な建築です。
尚、王子稲荷神社の境内地は幼稚園があり、正面からは入れませんので裏からまわることになります。

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