雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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金王八幡宮社殿

金王八幡宮

○データ
・場所:東京都渋谷区 金王八幡宮
・年代:慶長17(1612)年 青山忠俊・春日局による
・装飾箇所:木鼻 蟇股 手挟 梁 狭間
・渋谷区指定文化財

金王(こんのう)八幡宮は寛治6(1092)年、渋谷氏の祖である河崎基家 によって創建されたといわれます。
今ある社殿は江戸時代、徳川家光が将軍継承者として決定したのを機に 青山忠俊と春日局によって造営されました。その後数度の改修を経て今に至ります。
さて装飾ですが、慶長年間のモノかその後の改修で施されたものかがわからないところですが、 関東の近世神社建築にしてはあっさりした姿をしています。
蟇股は中心に1ヶ所のみありの彫刻。その下の梁には龍がいます。 木鼻は獏と獅子のセット。 手挟にはが2ヶ所施されています。
珍しいのは窓のようになっている狭間の部分。神社にこのような形で据えられるのはまずなく、 この姿は二条城の二の丸御殿の装飾を想起させます。ちなみに彫られているのは
装飾の数は少ないのですが、慶長年間(後の改修は否めませんが)の貴重な遺構として 見るべきところはあるかと思います。

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