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海老江曳山祭 中町(なかまち)

中町

○データ
・名称:中町
・創建不明、現存は天保15(1844)年再建
・昭和初期改修
・昭和54(1979)年解体修理

○写真
前人形  猩々  後面彫刻
向かって左面の彫刻  向かって右面の彫刻

○メモ
中町曳山は上段部分を赤、下段部分を黒の漆で仕上げた造り(西町も同じ)で、主に 赤で仕上げたところに装飾が集中しています。この町は小規模であったため、大改修がなかなか できず、何年もかけて補修を行ったという話が残っています。
標識は太鼓2つに剣を突き刺した振鼓、王様は猩々、前人形は懸垂回転する唐子人形が 据えられています。
彫刻は4面ともに彩色が施された牡丹、前面を除く3面には唐子、仙人(?)、向かって左面には 司馬温公瓶割りが彫られています。
後面鏡板は昭和54(1979)年に新調された龍虎が存在感を示しています。
牡丹を除けば全て素木なのですが、それぞれ存在感を示しており、見応え感ある曳山です。

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