雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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老莱子(ろうらいし)

老莱子

○撮影場所:富山県富山市 八尾曳山祭今町山
○制作年代:慶応3〜明治7(1867〜1874)年
老夫婦は老莱子の両親、そこで転んでいる人が老莱子。
親に老いを感じさせないことが親に対する孝行と言われたのだろうか。
・老莱子の姿:老莱子百態

■物語(中国二十四孝)
老いた両親のために70歳の身でありながら舞、転ぶという行動をとる。 これは両親に年を感じさせないため、また老莱子本人が年を取ったことを悲しく 思わせないためであった。これが親孝行となったのである。
彫刻では、両親の前で転んでいる姿が用いられる。

出典・参考

・中国二十四孝 老莱子(日本古典文学大系『御伽草子』)
老莱子は、二人の親に仕へたる人なり。されば老莱子七十にして、身にいつくしき 衣を着て、幼き者のかたちになり、舞戯、又親のために給仕をするとて、わざとけつまづき て転び、いとけなき者の泣くやうに泣きけり。 この心は、七十になりければ、年よりてかたちうるはしからざる程に、さこそこのかたちを、 親の見給はば、わが身の年よりたるを、悲しく思ひ給はんことを恐れ、また親の年よりたると、 思はれざるやうにとのために、かやうのふるまひをなしたるとなり。

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