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王子喬(おうしきょう)

王子喬

○撮影場所:東京都八王子市 高尾山薬王院飯綱権現堂(欄間)
○制作年代:享保14(1729)年
蝦蟇仙人・鉄拐先生などと並んでよく見かける仙人。
『列仙全伝』ではこの姿とまったく同じ挿絵がある。

■物語
王子喬は周の霊王(?〜紀元前545)の太子といわれる。笙を吹くのが巧みで、 まるで鳳凰が鳴くかのような音をたてたという。
鶴に乗る姿は王子喬が嵩高山に登ってしまい、消息がわからなくなって 30年後に現われた姿である。この後また飛び去り、人々は祠を建てて祀ったという。

■図像
・『有象列仙全伝』(慶安3【1650】年刊)
・林守篤『画筌』(正徳2【1712】年自序、享保6【1721】年刊)

出典・参考

・『懐風藻』葛野王の詩「竜門山に遊ぶ」(講談社学術文庫版『懐風藻』)
いずくんぞ王喬が道を得て 鶴を控きて蓬瀛(ほうえい)に入らむ
※葛野王:669〜705 大友皇子の子、天智天皇の孫に当たる

・『列仙伝』

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