雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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黄安(こうあん)

黄安

○撮影場所:京都市上京区 北野天満宮拝殿 (蟇股)
○制作年代:慶長12(1607)年
亀に乗っている人物がいたら、黄安と見てもいいだろう。『列仙全伝』には 亀に乗る姿の仙人は黄安しかいない。

■物語(『列仙伝』より)
中国前漢の武帝時代(前156〜前87)の仙人。
大きさ3尺の亀に乗っており、その亀は3000年に1回首を出したという。 黄安は5回出したのを見たといい、単純に計算すると15000歳ということになる。
ある日、漢の武帝に呼ばれ、仙人の話などをしていたが、武帝が亡くなって以降は 人知れずどこかへ消えたという。

出典

・正徳4(1714)年『絵本故事談』巻之二 黄安仙人(『江戸怪異綺想文学大系』3)
黄安は衣をも着ずして、一つの神亀大さ三尺なるに乗て遊べり。時の人、「亀に座する事、 幾年ぞ」と問。安答て、「此亀三千年に一たび頭を出す。我是を得て以来五たび頭を出せり」といへり。 行ときは即亀を負て趨れるとなり。

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