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弁財天〔弁才天〕(べんざいてん)

弁財天

○撮影場所: 富山県小矢部市石動曳山祭上新田山の御神体
冠が右下においてある。弁才天の持物は大体決まりきっているが、 なぜ亀を持っているかはわからない。

■特徴
・女性
・腕が2本か8本
・2本なら琵琶を持つことが多い
・8本だとさまざまなものを持つ

■概要
七福神の一人だが、もともとインドの神、サラスヴァディーという名の女神。
二臂(腕が2本)の姿と八臂(腕が8本)の姿があり、前者は琵琶を抱える姿で両界曼荼羅 の内、胎蔵曼荼羅にその姿がある。
八臂の姿は古くは東大寺法華堂(三月堂)の塑像があるが、中世以降、老人の顔、蛇の身体 という宇賀神と習合し、広く信仰される。
寺院・神社構わず祀られ、「弁才天」「弁財天」「弁天」とあったりするが、いずれも同じ。

■図像
・『頭書増補訓蒙図彙集成』(寛政元【1789】年刊)

出典・参考

・正徳4(1714)年『絵本故事談』巻之二 七福神(『江戸怪異綺想文学大系』3)
但し、内容は八臂弁才天である
弁才天女は別名宇賀神王といふ。仏説に、此神王の呪を誦持せば、自一切の福田皆悉成就すと 云々。其形天女のごとくにて、頂上に宝冠あり。宝冠の中に白蛇あり、其蛇の面老人のごとし、八臂 あり、左の第一は宝珠、第二は宝ヘイ、第三は輪宝、第四は宝弓、右の第一は宝剣、第二は宝棒、 第三は印鑰、第四は宝箭なり。

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