雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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馬師皇(ばしこう)

馬師皇

○撮影場所:富山県富山市 八尾曳山下新町山
○制作年代:明治25(1892)年
特徴は龍と人物が一緒にいること。馬はいる場合、いない場合がある。

■物語
中国黄帝時代の馬医。馬師皇に診てもらった馬はたちどころに調子がよくなるというほどの名医。
ある日、龍が空からやってきて、診断して欲しい素振りを見せた。馬師皇は それに応えて治療すると、龍の病気は治った。
ところがある日、馬師皇は龍に乗って姿を消した、という。

■図像
・橘守国『絵本故事談』6巻(正徳4【1714】年)
詞書に「ある時、龍下て馬師皇に向て耳をたれ口をはる。馬師皇見て、「此龍疾あり。我よく理
する事を知て来れり」といふて、即其唇の下に針して口中に甘草湯を飲しむ。龍たちどころに
すこやかなり、後に馬師皇龍に乗て去れり。」とあり、龍の口を開いて診断する馬師皇の姿が
描かれている。

出典・参考

・『有象列仙全伝』1 馬師皇
馬師皇は、黄帝の時、馬を治する医なり。(中略)龍あり、下を向きて耳を垂れ、口を張る。 師皇曰く、この龍病あり。我よく理するを知るか、と。すなわちその唇の下に針し、口中 に甘草湯をもって飲ましむ。
金沢美術工芸大学図書館絵手本データベースより原文を読み下し。馬師皇の絵もあり。
なお、『列仙伝』にも同様の記述がある。

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