雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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鶏(にわとり)

鶏

○撮影場所:富山県富山市八尾曳山祭諏訪町山(枇杷板)
○制作年代:明治2(1869)年
十二支として作られている。親子の組み合わせ。花は牡丹。

■概要
鳥綱キジ目キジ科ヤケイ属に含まれる鳥を家畜化したものの総称。
日本では朝を告げる鳥として神宮で特に神聖視されるとともに、身近な鳥である。
十二支の十番目、西の方位、夕方六時前後、旧暦八月を司る。

■特徴
・大体がオスの姿なので、鶏冠、肉垂がある
・尾の羽が長いことがよくある
・オスメス対の場合や親子の場合あり
・鶏の姿:鶏百態
※参考図版:諫鼓 アメノウズメ  尭王
・関連:「鳥獣戯画」の動物  十二支

■来歴・意味
鶏が装飾で使われる例は余りないが、日本神話の「長鳴鳥」や中国故事の 「諫鼓」はいずれも鶏の姿で表わされる。また、朝を象徴するなど、 生活に密着した鳥といえる。
それ以外では唐子遊びの闘鶏で頻繁に見かける。

出典・参考

・『論衡』「物勢第十四」(『新釈漢文大系』68)
酉は鶏なり、

・高藤晴俊『図説社寺建築の装飾』

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