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鉄拐先生(てっかいせんせい)
○撮影場所:富山県富山市 八尾曳山祭下新町山
○制作年代:明治中期
鉄拐先生はどういうわけか仙人の中でもよく見かける。浅黒い姿、
足を引きずっている、口から魂のようなものを吹くのが特徴。
・組み合わせ:劉海蟾(蝦蟇仙人)
・その他図像:香を焚く鉄拐先生
・鉄拐の姿:蟇股 欄間
○来歴
中国における八仙の一人。鉄の拐(杖)を常に持っていたということ
からその名がついたとされる。中国では医薬の神とされる。
日本では蝦蟇仙人とセットで飾られることが多く、よく眼にする機会も多い。
図像としては上図にあるように杖を持ち魂を吹き出す姿が多いが、
香を焚き悪魔払いする姿(但し、鉄拐とする確証が取れていない)もある。
○物語
鉄拐先生は本名を李鉄拐といい、仙人の素質があったといわれる。
ある日、魂だけを別の世界に出かけさせ、弟子に「七日経って戻ってこなければ
焼いてよい」と言った。ところが六日目、弟子の母が病気になり、弟子は鉄拐先生
の体を焼いて出発してしまった。七日目に鉄拐先生の魂が戻ってきたものの、
体がなく、仕方なく付近にあった死体に入ったという。
○出典・参考
『有象列仙全伝』『絵で知る江戸時代』『中華五福吉祥図典 寿』