雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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ヤマトタケル

ヤマトタケル

○撮影場所
石川県金沢市金石夏祭曳山の御神体
○制作年代:昭和初期か

金石夏祭の曳山は、近代以降に華やかになったためか、 日本の神話を題材にした彫刻が比較的多い。
曳山の彫刻は、時代を反映しているものとして 見ることも重要である。

・ヤマトタケルの姿:下記へ
○出典:
『古事記』 『日本書紀』 謡曲「草薙」

○メモ
ヤマトタケルは日本神話『古事記』『日本書紀』 に出てくる伝説の英雄で、12代景行天皇の子です。 九州から関東へ遠征し、力尽きた後は 白鳥となって空高く羽ばたいていきます。
実際は大和朝廷の事業をヤマトタケルと言う一人の英雄に 仮託しているかと思います。
『古事記』と『日本書紀』では記述が違います(おおよそは同じですが、表記も倭建命 、日本武尊というように、違います。) ので、読み比べて見るといいかもしれません。

・謡曲「草薙」(野上豊一郎『解註謡曲全集6』)
夷(えびす)四方の囲みをなし、枯野の草に火をかくれば、余焔頻りに燃え来たり、 遁れ出づべき方もなく、敵攻鼓をうちかけて火焔を放してかかりけるに、尊剣を抜いて、 あたりを払い忽ちに、焔も立ち退けと、四方の草も薙ぎ払えば、剣の精霊嵐となって、 焔も草も吹き返されて、天にかがやき地に充ち満ちて、夷の陣に吹き暗がって、猛火は 却って、敵を焼けば、数万の夷ども、皆焼け死にてその跡の、おきは積もって山の如し。 (中略)世を治め給いし草薙の剣はこれなり。

○ヤマトタケルの姿
場所 建物名 形状 部位 年代
射水市新湊曳山祭 紺屋町山 人形 御神体 1895年
白山市おかえり祭り 東新町 人形 御神体 20世紀
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