雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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山鵲〔綬帯鳥〕(さんじゃく〔じゅたいちょう〕)

山鵲

○撮影場所:東京都台東区 浅草神社拝殿
○制作年代:慶安2(1649)年
組み合わせは椿か。区別に最も迷う鳥の一種。

○特徴
・別名尾長鳥といわれるほどの長い尾羽(内2本が長く出る)
・尾羽の先端に丸い模様がある
・尾羽は皆丸みを帯びる
・冠羽がある
・組み合わせ: 椿 
・類似:鳳凰   錦鶏 連雀
・山鵲百態:下記へ

○メモ
山鵲は、その名よりも尾長鳥という名のほうが通っているのですが、もとは別の鳥の ようです。
この鳥も瑞鳥とされ、さまざまな場面で見かけます。鳳凰に比べれば出番は少ないですが、 よく「尾長鳥」といわれるものがこの鳥である場合が多いです。
ただ問題として、彩色があれば(全体的に青が用いられる)区別が付きやすいのですが、 彩色がなければ上記に挙げた鳥(特に連雀・錦鶏)と区別が付きにくく、また組み合わせも 菊が多いようですが日光東照宮では竹や松が組み合わされており、判断に 迷うところです。

○出典・参考
・『図説社寺建築の彫刻』

○山鵲百態

場所 形状・部位 年代 備考
京都市金地院東照宮 丸窓彫刻 1628年 山鵲?
小松市那谷寺 欄間彫刻 1642年
八王子市薬王院 欄間彫刻 1729年
京都市瀧尾神社 懸魚彫刻 1840年
射水市放生津八幡宮 手挟彫刻 1863年
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