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尾山神社神門 ―明治と江戸の狭間―
○データ
・場所:石川県金沢市 尾山神社神門
・年代:1875(明治8)年
・設計:津田吉之助
・装飾箇所:欄間 ステンドグラス
・国指定重要文化財
尾山神社神門は石川県内で初の洋風建築といっても過言ではありませんが、
実際は和・漢・洋の集合した建築です。
上から順に見ますと、塔の相輪(そうりん)のようにあるのは
日本最古の避雷針です。
そしてステンドグラスがはいっています(赤や黄色のガラスが見えませんでしょうか)。
昔でいう、ギヤマンというものです。
この中には火を灯すところがあって、灯台の役割をするそうです。
さて、門を通ってみましょうか。アーチ型の門です。
アーチ型の門をくぐると、このようなものが見えます。
彫られているのは鶴と大和松。そして唐草模様に加賀梅鉢。
アーチ型というハイカラな門をくぐると、これです。洋から一転、
和の世界がここには広がります。無論、まったく同じ建物です。
和洋折衷という言葉があります(この門は和漢洋折衷といわれています)。
この言葉がよく似合う建物ですが、
明治時代、どのようにこの建物が見えたのでしょうか。
モダン、ハイカラに映ったのか、それとも
わけのわからぬものに映ったのか・・・。
そして造る側としては、どのような思いでこれを設計したのでしょうか。
ただいえることは、これ以降、洋風のモノが爆発的に増えます。
鶴の欄間は、装飾彫刻の残照といっても不思議ではありません。