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高山祭(春) 琴高台(きんこうたい)
○データ
・名称:琴高台(琴高仙人にちなむ)
・文化4(1807)年「布袋」の名で巡行
・文化12(1815)年「琴高台」に改名
・天保9(1838)年大改造
・明治26(1893)年修理
・昭和32(1957)年修理
・昭和41(1966)年修理
○写真
見返り幕(琴高)
兎(上段)
烏(上段)
鯉(中段)
鯉(柱)
○メモ
琴高台は中国の仙人琴高(鯉乗り仙人)にちなんだ屋台で、その装飾は
琴高にちなんだもので埋め尽くされています。
この場合は「琴高台」と
いう名が先にあって、それにちなんだ装飾をしたと考えればいいのでは
ないかと思います。
屋根を飾るのは1対の飛龍。中段の欄干にも飛龍が施されていますが、
これは飛龍が龍の子であるからでしょう。
これは鯉に通じることで、鯉もまた龍の子とされたからです。
上段欄間は彩色牡丹ですが、破風には金色の兎と漆黒の烏が彫られています。
これは月と太陽を象徴しています。
中段欄間には素木の波に金色の鯉が彫られ、幕は赤地に金で波が描かれる
中に鯉が泳ぐ姿。柱には滝が表現され、それを登ろうとする鯉。「鯉の滝登り」
が柱に現れています。
背部の見返り幕には大きく描かれた琴高仙人。もうひとつは徳川家16代当主
徳川家達(1863〜1940)による書が用いられます。
琴高仙人自体は見返り幕でしか見られないのですが、琴高の象徴としての
鯉や飛龍で埋め尽くす様は、この屋台自体が琴高を表現していると言ってもいいでしょう。