雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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杜若(かきつばた)

かきつばた

○撮影場所:東京都八王子市 薬王院飯綱権現堂(蟇股)
○制作年代:享保14(1729)年
アヤメや花菖蒲などとの区別は困難だが、水(波)にこのような姿があれば 杜若と見て大丈夫であろう。

○メモ
杜若は5月頃に咲く水草です。アヤメなどと実際は区別が付きにくいのですが、アヤメは乾燥した土に咲くので、 区別が付きます。
杜若は『伊勢物語』の昔から使われており、尾形光琳の『燕子花図屏風』や「八橋」にちなんだ作品に 杜若が用いられています。
装飾彫刻では見る機会が少ないのですが、水草=防火のまじないと考えることができるかと思います。

○出典・参考
・『図説社寺建築の装飾』
・『絵で知る江戸時代』

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