雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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尉・姥〔高砂〕(じょう・うば〔たかさご〕)

尉・姥

○撮影場所
富山県射水市 海老江曳山祭西町山
○制作年代:明治34(1901)年
尉・姥は必ずセットであり、松も組み合わせとしてある。

○特徴
・老夫婦
・尉(男)は熊手を持つ
・姥(女)は箒(ほうき)を持つ
・尉・姥の姿:下記へ
○出典謡曲「高砂」

○メモ
尉と姥とは謡曲「高砂」に出てくる登場人物で、夫婦繁栄・長寿の象徴とされてきました。
「高砂」ではこの二人はそれぞれ高砂・住ノ江の松の精とされ、また一説には イザナギ・イザナミともされています。それぞれの持ち物である熊手は九十九、箒は掃く(百) 、つまりお前百までわしゃ九十九までを表わしているといわれます。
装飾としては御神体とされたり、面のみで表現されたりしています。また、 高砂人形としてお土産物や縁起物にもなっています。

・謡曲「高砂」(野上豊一郎『解註謡曲全集1』)
高砂住ノ江の、松は非情のものだにも、相生の名はあるぞかし。ましてや生ある人と して、年久しくも住吉より、通い馴れたる尉と姥は、松もろともに、この年まで、 相生の夫婦となるものを。

○尉・姥の姿
場所 建物名 形状 部位 年代
高岡市伏木曳山祭宝路町山 宝路町山 彫刻 後屏風 1841年
高岡市高岡御車山祭 一番街通 彫刻 人形 江戸後期
富山市八尾曳山祭 西町山 彫刻 欄間 明治初期
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