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佐野源左衛門尉常世 (さのげんざえもんのじょうつねよ)
○撮影場所:富山県高岡市 高岡御車山祭御馬出町山の御神体
○制作年代:天保13(1842)年
○出典: 謡曲「鉢木」
謡曲・能として「鉢木」は著名だが、装飾などではほとんどないのでは
ないだろうか。
装束は「鉢の木」にちなんで梅・桜・松の文様。
○物語(謡曲「鉢木」)
佐野源左衛門尉(名は常世)は能「鉢の木」に出てくる武士です。
雪に路を阻まれた全国行脚の修行僧が宿としたのが、
落ちぶれた佐野源左衛門の家でした。
彼は修行僧の暖に秘蔵の梅、桜、松を
火にくべ、ありったけの接待をします。
この僧が実は鎌倉幕府5代執権北条時頼でして、鎌倉に戻り、 全国の武士に鎌倉召集の命令を出しました。佐野源左衛門尉 はそれに一番乗りをし、時頼はその志を褒め、梅、桜、松の 御礼分と、失っていた領地を回復させ、与えたという話です。