雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

ホーム>建築装飾探訪>日吉東照宮

日吉東照宮

日吉東照宮

○データ
・場所:滋賀県大津市 日吉東照宮
・年代:現在の建物は寛永11(1634)年、天海による造営
・重要文化財

日吉東照宮は天海により元和9(1623)年に比叡山延暦寺に付属する建物として 造営されましたが、寛永年間に再建され、それが今見る姿です。
建物のつくりは拝殿と本殿を石の間で結ぶ「権現造」と言われるもので、 寛永年間の再建は日光東照宮の寛永造替の際の試金石となったと言われています。 この造りは古くは北野天満宮に見られるものでしたが、豊臣秀吉を祀った豊国廟を経て、 日吉東照宮、そして日光東照宮と霊廟建築の代名詞と言っても過言ではないでしょう。

○装飾配当表

日吉東照宮
手挟全体 建物右側 建物背面 建物左側 石の間部分 熨斗
1.獅子 2.獅子 3.龍 4.虎 5.獅子 6.獅子 7.鸞(手挟4) 8.鳳凰
9.鳳凰 10.鳳凰 11.鳳凰 12.鳳凰 13.麒麟 14.獅子 15.飛龍 16.亀
17.禽鳥 18.孔雀 19.亀 20.鶴 21.錦鶏 22.錦鶏 23.兎 24.山鵲
25.鷹 26.亀 27.山鵲 28.亀 29.猿 30.虎 31.鹿

さて、建物を見渡すと装飾彫刻がとにかくあります。日光東照宮に比べれば 控え目ですが、北野天満宮、御香宮神社、そして日吉東照宮と系譜づけるならば、 寛永年間にひとつの華を迎えた姿を存分に見ることができます。 蟇股から装飾が飛び出すわけでなし、柱や虹梁が龍となっているわけでは ありませんが、装飾彫刻の頂点の一つをここに見ることができます。

Copy Right©YUHO-KAKU All Rights Reserved.