雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

ホーム>雑体書の世界>飛白書(篆隷文体)

飛白書(ひはくしょ〔篆隷文体〕)

飛白書

この書はケン、ショ、奮、飛の字を飛白書という形で書いてあるものです。 刷毛で書いたように見えますが、実際もそうです。
『篆隷文体』によると、後漢の霊帝(156〜189)によって書かれたもの とありますが、確証はありません。 ただ、皇帝の書というのはあたっています。時代は下りますが、唐の太宗(598 〜649)、玄宗(685〜762)のものが残っており、日本では 空海のものが有名です。

Copy Right©YUHO-KAKU All Rights Reserved.